2013年5月31日金曜日

梅雨空だけど・・・・すっきりした景色で


もう5月も最後の日

早いですね

早く入梅して、今日は雨が止み曇りです


こんな時は、綺麗な海の景色で


今日も日南市 南郷の海です


下の写真の島・・・・・・和歌山の円月島に少し似てるでしょ


今日はね金曜日だけどお休みをいただいてます

明日は仕事なんです


のんびりして

また明日 6月からパワフルスタートをいたします


みなさんもガンバッテね♪




2013年5月29日水曜日

孫子の兵法 その⑧


前篇で、主導権を握れとかきましたが

主導権を握り続けるのはそうたやすいものではありませんね

敵の動きをいかに察知し、こちらはどう手を打って行くかですが

孫子は、

「後の先をとれ」(軍争編)

と説いてます


「軍事の難(かた)きは、迂を以て直と為し、患を以て利と為す。

故にその途(みち)を迂にしてこれを誘うに利を以てし、

人に後れて発して人に先んじて至る」(軍争編)

戦うことの難しさは、迂路を近道にして、害を利とすること。

だから我々は迂路をとって見せ、敵を餌で誘って操り、敵より後に出発して敵より先に戦場に到着して待つのだという

すなわち、これが「後の先」 です

後の先は、敵の動きを観てから動くのだから無駄はないが、重大な危険も潜んでいる。

敵に先の先をとられ、そのまま全過程を通じて後手に回ってしまうこともある

孫子が後の先をとれと主張するのは、戦争の経済性への配慮とともに、情報能力の優越、戦力の優勢、不敗態勢への自信に裏付けられたものと判断される

後の先を成立させるには、敵を操って遅らせる策略と、敵より優れた機動力等の敵に勝る力量が必要なのです。




孫子はまた

「兵は詐を以て立ち、利を以て動き、分合を以て変を為す者也」(軍争編)

とも言ってます

敵には詐術を仕掛け、我は合理的に動く、集中分散の変を以て勝利の戦法を作れと。


当時の先頭車両は馬が曳いた、補給車両は牛が曳き、機動性だけを考えると戦闘車両が突進すると、補給車両はついてこれない、


戦闘上の有利さだけを追求して補給を軽視することを

「軍に輺重(しちよう)なければ則ち亡び、糧食なければ則ち亡び、委積(いし)なければ則ち亡ぶ」
(軍争編)

と、きびしく戒めています

後の先をとれといっても、そのために戦闘上の利を追求しすぎて補給を軽視してはいけないと


我々いろんな場面で、拙速に動くことが多々ありますよね

それでよく失敗します・・・・・・・☆









2013年5月27日月曜日

入梅しちゃった


今日、南九州は入梅しちゃいました

早いですよ5月中に入梅するのは

今、雨が降ってます

今月は雨量が少なかったので、少し水不足気味だったみたいだけど

これで・・・・・しっとり、潤ってきますね








2013年5月24日金曜日

サンゴの海をタンカーが行く☆


日南市 南郷の海

ここいらはね、珊瑚礁があるんです

あのタンカーかなりでかいんですよね

日南市にある製紙工場の原材料として木材チップを海外から輸入してるんでしょうが

そのタンカーだと思います


喫水線が高かったので荷降ろしした後だとおもうんですが

珊瑚礁のある海をタグボートにえい航されて通ってました


ちょっと心配なのはこのあたりは浅いので座礁しないかと心配でした

日南海岸の入り口付近(堀切峠下)では中国船が座礁して沈んだままになっているし


ずっと心配でホテルのレストランから見守っていたんですが

なんとか島の間を抜けて通り過ぎて行きました







2013年5月23日木曜日

孫子の兵法 その⑦


5月23日 なんだかすっきりしない空模様です

中国の都市部の空模様みたいに曇ってる


さて、今日はまた孫子の兵法 ちょうど真ん中くらいにきました

今回は

主導権を握れ(虚実編) です

戦いを支配するのは何だと思います

それは「優勝劣敗」の法則です

孫子はこう書いています

「兵の形は実を避けて虚を撃つ」(虚実編)

この意味は、我が実(優)を以て、敵の実(優)な部分を避けて虚(劣)の部分を攻撃しなさい、と

戦いの相手は人間だから、大きな戦力に勢いをつけてタイミングよく攻撃しようとしても、敵が待ってくれるわけではない。

そこでいろいろな策を講じて、敵を操り、敵に弱点を作らせる工夫が必要です

そこで孫子は、

「善く戦う者は、人を致して人に致されず」(虚実編)

と、主導権をこちらが握れ、敵に主導権をとられてはならない、と


主導権を握るには次のような方法がある

1.圧倒的戦力を集中して、敵を威圧する

2.敵の思いも及ばぬことをやる

3.敵に餌を与えて思う方向に誘導する

4.敵を険阻な地形に誘い込むなどして、その行動の自由を奪う

5.十分に準備して、敵の不準備に乗じること

6.我が方は休養をとり、腹いっぱい食べ、落ち着いた状態を保ち、
敵には疲労困憊させ、空腹であわただしい状態にせよ

と言っている

敵に主導権を取られないために、

1.力を充実して、敵につけ入る隙をみせない

2.こちらの能力・態勢・企画等を秘匿すること

3.敵の詐術にのせられてはならない

4.困難な地形に陥り行動の自由を失わないようにする

5.無理や不合理な行動を避ける

6.敵に勝る行動力を持つ

と言ってます

また、「その戦い勝つや復(ふたた)びせず」(虚実編) と成功した方法でも二度はつかうな、と


敵に戦術・戦略を覚えられて裏をかかれるのは避けることが必要 だと

有名な世界の武将、リーダーも

敵に先方を覚えられ、最後には負けるということは常です


主導権を握り続けることは難しいことですが

だが、それが必要なんだと・・・・・・・☆







2013年5月22日水曜日

いろんなことに出くわしちゃう♪


5月 いろんなことやってますね

この前行った山の上のリゾートホテルでは結婚式

人前式で 黒人と日本人女性が歌を歌って花嫁を迎えていました

花婿はこのテントの下かな・・・・足だけ見えてる

許可取ってないので新郎新婦は載せません


そう言えば、日南海岸を南に下っていくと幸島という猿のいる島があります
☆そこには京都大学の霊長類研究所があるのかな???

その島を正面にしたビーチで

なんか

男性モデルを走らせたり、フリスビーやらせたり・・・・いろいろやらせて

撮影してましたね



なんか雑誌にでも載せるんでしょうか

波を撮ってたらも彼が勝手に飛びこんできましたので

載せました・・・・誰か・・・・知ってますか????








2013年5月19日日曜日

美しき南の海


静かな朝

ホテルのレストランで朝食をとっている

大きな窓全面に海が広がって見える

静かなる海


こんな風に

心も穏やかでありつづけると、いいな・・・・・。








2013年5月18日土曜日

孫子の兵法 その⑥


ちょっと忙しくって、ここのところBlogを毎日更新できてません

毎日、寄っていただけるみなさんのとこにも訪問したいのですが訪問出来ない日も多くてゴメンナサイm(__)m

孫子の兵法も続けなくてはなりませんよね

今日は

タイミングよく奔流(ほんりゅう)を作れ (兵勢編)   です

前回説明した、不敗の態勢を堅持しているだけでは勝てませんよね

勝つためには、敵の失策に乗じて「攻め」なければならない。

この時、戦力を活用するのは、その②に書いた始計編で述べた「勢い」の作用です

これをうまく表現しているのは、次の

「円石を千仭の山に転ずるが如くなる者は勢なり」(兵勢編)

円石は五事からなる静的勢力です・・・・五事・・・覚えてますか「道・天・地・将・法」ですよ

これを高い山に置くのが「形(態勢)」です。

円石が大きくて落ちそうなら、麓を通る人は(敵)に恐怖を与えます、それで敵が引き返せばまさに「不戦屈敵」です。

しかし、その円石が落ちてこないと判れば、敵は平気で登ってくることになります

その時は円石をころがし落とすことになる、その速度が「勢」です

その円石と「勢」が掛け合わされて大きな打撃エネルギーになります。

ですが、円石を落とすにはタイミングが大事です

早すぎたら敵が来る前に麓に達し、遅すぎたら敵が通り過ぎてから麓に達する。

敵が麓に達するその時に、円石がその地点に達するように円石を落とし始めなければならない


これを

「勢は弩(いしゆみ)を彍(は)るが如く、節は機を発するが如し」(兵勢編)  です

これで矢の速さ「勢」は決まる、次に、敵の速度と矢の早さを計測し、敵の未来位置を狙い

「機(引き金)」を引いて矢を放つ。

「機(引き金)」を引く瞬間を「節(タイミング)」ということになります


円石が数トンもあれば。ごろりと転がってくれば人を圧殺することができます

こぶしくらいの石だと何の効果もないが、剛速球のプロ野球投手が投げ頭に当たると殺傷効果が生まれる

五事で構成される静的戦力が小さくても「勢」の値が大きくタイミングが合えば、大きな成果が期待できる。

あの信長の桶狭間の戦いもそのようなものであったのではないでしょうか

義元の本陣に突入したタイミングと奔流のような「勢」が・・・この勝利をえることができた


仕事もそのように進めなければなりませんよね







2013年5月16日木曜日

静かなる海


今日は、海沿いのリゾートホテルから・・・・

朝はとても波静かにあけてね

潮騒がとても気持ち良かった


向かいに島があって、内側の海はべた凪(なぎ)の状態の朝

あくまでも静かに

ここも心を癒してくれる

ホテル(南郷プリンスホテル)で朝食をとっていたら


向こうの港から大型のタンカーがゆっくりと出航してきた

Bon Voyage!  よい航海を・・・・・・☆





2013年5月14日火曜日

静かなる森の囁きの聞こえるところ・・・・・・。


ちょっとばたばたしてて、毎日投稿ができない状態です

そんな時時間があれば癒しを求めて

森や海へ

ここは宮崎県日南市の 北郷リゾート ホテル J's (ジェイズ)

以前は北郷フェニックスリゾートという名前だったのですが

資本家が変わって名前が変わりました



でも美しい周りの森はそのままです

この日は雨で

後で晴れ間が見えてきたのですが

鳥の鳴き声や

綺麗な空気

心を癒すには十分の場所です






2013年5月11日土曜日

古典にあるマネジメントサイクル


いくままで孫子の兵法を解説していますが

孫子の記した孫子十三編はまさに経営管理の循環サイクル(マネジメントサイクル)

と言えませんでしょうか

いままでに、この5まで解説してきたわけです

まだ6~13までありますよ




難しいと思わず

付き合ってくださいね(*^_^*)





2013年5月10日金曜日

孫子の兵法 その⑤  この記事は戦争を肯定している記事ではありません

この記事について兵法の解説をしていますが、これは私の経営いコンサルタントとしての経営戦略の参考書としてとりあつかっているもので、けっして戦争を肯定しているものですありませんので、その点を御理解ください。

ビジネスは戦いと捉えてやってきましたが

最近ちょっと違和感も感じ

もう一回、この2500年も前の兵法書を読み直しているわけです

もちろん孔子の本も・・・・・・

ずっと、海外の工場も指導してきましたが

やっぱり一番多かったのは中国の工場でした

中国との関係が現在はぎくしゃくしていますので最近は行ってませんが、ちょっと最近の状況には辛い思いを禁じ得ません


今夜は 不敗の態勢を優先せよ(軍形編) です

前回の説明の「不戦屈敵」が成立しない場合、「用戦」で敵を屈服させねばならないと説明しましたが
どうしてもそうしなければいけない場合、どのようにして目的を追求するかについて孫子は次のように言ってます


「先ず不可勝をなし、以て敵の可勝を待つ。
不可勝は守りなり、可勝は攻なり」 (軍形編)

こうも言ってます

「不敗の地に立ち、敵の敗を失わざるなり」(軍系編)


1対1の個人格闘技から、国家規模の戦争に至るまで

戦いは「守り」と「攻め」の二つの機能を使い勝利を目指していく

もちろん「攻め」がなければ敵を打倒出来ず、勝利はないが、「守り」がなければ身の安全を保障できない。

孫子は「守り」を重視した考え方で

まず不敗の態勢を確立し、敵が無知・失策・誤認によって敗北する態勢を作るのを待ち
その機会を捉えて「攻め」を発動し勝利へ導くものだと。

これはけっこう、難しいことなんですよね

味方に 無知、失策、誤認等が無いように、徹底しなければならないからです

けっこう厳しい要求でしょ


勝てないまでも、絶対に負けない態勢をつくると・・・・・・


今の政治家はそういうことをしっかり考えた行動をしているでしょうか????











2013年5月8日水曜日

身体が追いついていかない・・・・・☆

先日5月6日はね

宮崎は気温30℃になったんですよ

その日、北海道の帯広あたりは0℃

雪が積もってました

日本列島は南北縦に長いと言ってもこれだけの差があるなんてね

信じられますか

おかげでね、僕は6日の日に熱中症にかかり

やっと今日回復してきました

もうここは季節は夏なんですよね・・・・・暑い!!







2013年5月5日日曜日

孫子の兵法 その④


一昨日、予告に「策謀編」を書くと書いていましたが、間違ってました

今日は「謀攻編」です。


戦わず敵を屈服させる(謀攻編)

戦争はどんなに短期でうまく運べても、国力の消耗、戦力の損傷は避けられません

だから勝算が十分であっても、戦争などしないで目的を達成したほうがいい

孫子の戦略の基本は「不戦」にあります

ですが、孫子の不戦には、踏まれてもたたかれても、また自分の意志を曲げてでも戦わないということではありません。

「百戦百勝は善の善なる者にあらざるなり。
戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり」
(謀攻編)   です

戦うからにはすべて勝つのがいいが、それが最上というわけじゃない
最上は戦わずして敵を屈服させる ということ

孫子の兵法には、不戦でも最後に屈服という言葉がある

この意味は、誠意をもって相手を説得すると言う程度のものではない

それは後で述べる「九地編」にある
「それ覇王の兵、大国を伐たば、すなわちその衆集まることを得ず、
威、敵に加われば、すなわちその交わり合することを得ず」

と述べており、 覇王の立場、つまり強大な力を背景にした道義外交によって反抗しようとするものを「不戦」で屈服させるのが狙いということです。

敵を屈服させる方法は次の四つ

「上兵は謀を伐(う)つ、その次は交わりを伐(う)つ、その次は兵を伐(う)つ、
その下は城を攻む」(謀攻編)  

最上の策は敵の戦争意図の破摧(はさい)、次は敵の国際的孤立化、次が敵の戦軍の撃破、最下策が敵の要塞の攻撃、 と言う意味です

上の二策が・・・・・「不戦屈敵」

下の二策が・・・・「用戦屈敵」

さりながら、人間は、誤認、錯覚、うぬぼれがあり、多少劣勢だと思っても、戦わずして屈服する気にはなりにくい・・・・・だから歴史上、あまりにも多くの戦争が起きてしまっている



いま、日本を取り巻く諸国では

非常に緊張した状態もある

各国の指導者は

このような先人の教えを頭にいれて行動しているのでしょうか??












2013年5月3日金曜日

孫子の兵法 その③


先日、孫子の兵法 その② で・・・・死生の地や存亡の道を考えるために五事(五つの基本事項)
と比較・評価をする七計を書きましたが

意味がよくお判りにならなかったのでは・・・・・・

五事については

僕のもう一つのブログ mariokunのブログ にて解説をいれましたので、クリックしてそちらをみてくださいね(*^_^*)

敵と味方の優劣を比較・計量する基準を使って、双方の実状を探る七計とは


 
1:君主はどちらが民心を掌握できる賢明さを備えているか

2:将軍の能力はどちらが優れているか

3:天地がもたらす利点はどちらにあるか

4:軍法や命令はどちらが徹底しているか

5:兵力数はどちらが強大か

6:兵士はどちらが軍事訓練に習熟しているか

7:賞罰はどちらが明確に実行されているか

ということです。こうしたそれぞれの比較・計量によって、開戦前からすでに勝敗の行方を察知することが大切なんですよね。

現代の経営戦略はこれを国を会社に置き換えて考えればいいですよね


今日は  「国力消耗を極限せよ(作戦編)」

作戦すなわち戦争という表現をしたほうがいいのかもしれない

群雄割拠、弱肉強食の乱世は、他国はすべて味方にもなるが的にもなる。

弱った国は食いつぶし、自分の勢力を拡大しようとする。 戦いは莫大な国力を消耗する
だから、勝算がある場合でも国力を局限するような戦い方をし、他国に弱みをみせてはならない。

そのため、孫子は・・・・

「兵は拙速なるを聞くも、未だ功久なるを賭ざるなり」 と言っている

この内容は短期戦を主張しているわけです。

短期戦のためには戦いの目的を制限する必要がある

徹底的な成果を求めると戦いが長期化し、国力を消耗することになりやすい

一つの勝敗という見地からは成果は不徹底でも、短期戦で終わらせることが大事だと言っている

これが「拙速」

この「拙」は下手とか無遠慮と言う意味ではありません、無思慮な早さは暴走であり、いずれは身を滅ぼすことになります。

高望みせず適当な妥協点で戦いを短期で終わらせよと言ってます。

次に

「敵を殺すものは怒なり、敵の利を取るものは貨なり、・・・・・これを敵に勝ちて強きを益すという」

別編で、「主は怒を以て師を興すべからず」と・・・・一時の感情で戦いを初めてはならないと戒めている

感情にまかせて敵兵を殺したり、敵の財貨を破壊してはならない。

敵兵を生かし、財貨を傷めず捕獲し、これを味方の戦力としなさいと言っている

敵兵を100人殺せば、敵にマイナス100人の損害を与えるだけだが、敵兵100人を味方にすれば、敵はマイナス100人の損害を与え、我々は+100人の戦力を得て、差し引き200人の戦力差がつくことになる。


戦いその場だけでなく、戦いの後のことも考える・・・・これは大事ですよね



あとね、僕のもう一つのブログ mariokun のブログ にも、この関連のことも載せますのでヨロシクネ(*^_^*)


次は・・・・策謀編です





 



2013年5月1日水曜日

南国はもう夏に近づいて・・・・♪


5月1日

もうここ宮崎は初夏の趣が満々です

そこいらの小路の脇にはアザミが咲き誇っています


いつもより早い感じですね


皆さんはゴールデンウィークでお休みかな?

それともカレンダー通り、今日はお仕事ですか?


自然に抱かれているというのは

いつの季節でもいいですよね

この優しい自然が永遠でありますようにと・・・・・願うばかりです。 







孫子の兵法 その②


勝利の条件 その②は

勝算のある戦いだけせよ(始計編)

当たり前のことだと考えるでしょうけど、これもけっこう難しいんですよ

こう書かれています

「兵は国の大事なり。生死の地、存亡の道、察せざるべからざるなり」

これは孫子の戦争に対する基本姿勢だと思います

戦争は人の生死、国の存亡に関わる大事なことだから、最も慎重な考察をしたうえで行動・実行せよと・・・・・。

戦わなければならない事情が生じたら、戦う前にこちら側と敵側の戦力比較をしてみる。 この比較をすれば勝敗の見当がつく。

勝算があれば戦ってもいいが、無ければ、その時は隠忍し、自重して戦わない、国力・戦力を養成し、勝算が多くなるまで待つ。


その戦力比較はどうするのかというと

まず「道・天・地・将・法」の五事(五つの要素)で構成される潜在戦力を七計(七つの測定・計測法)で比較しなさい、と言っている

こちらの潜在能力が大きいと判断すれば敵は侵略してこないし、こちらに従うだろう・・・・・・だけど潜在能力は本来 静的なものだから、実際の戦いに即役立つものではない。

戦いの現場では、実際に戦いの場で活動する動的な戦力がものを言う


七計で計測比較をして五事が優勢と判断すれば、次にはこれに「勢(いきおい)」を加え、その力が外部に対して発揮できるよう活性化しなさい・・・・と

これは、指揮者のリーダーシップの問題です


敵方も意志をもつ人間との戦い・・・・・・・・よって、活性した動的戦力を有効に敵にぶっつける必要がある・・・・・そのためにいろいな策略を用いる

これを「兵は詭道(きどう)なり」・・・と述べ

あらゆる秘策をつくしなさい・・・・・・・ということだと思います

そういう、戦略・戦術能力が指揮者(リーダー)には必要だとここでは言っています。



やっぱり難しいですね

 

意味が判らないことや、解説がもっと必要だったら言ってくださいね

また改めて説明をします(*^_^*)


次は作戦編です