ずっと、ずっと前に住んだ街
下町でね、さっき一杯飲んできた。
ほろ酔い気分でホテルへの道
昔、こんな道を涙を流して帰っていったな
そんな思いがふっとわいてきた。
なぜそんな風な思いが湧いてきたんだろう。
コッコッコッと靴音が響いて僕の後をついてくる
僕がゆっくりと歩いているので、少しずつ近づいてくるその音。
ずっと昔、あの娘が追いかけてきた、その時の音にも似て・・・・・コッコッコッコッ
髪の長い女性が、甘い匂いを残して僕を追い越していく・・・・・・・☆
向かいの信号が赤く変わり・・・・その女は立ち止まり・・・・・振り返り僕を観たような。
そして潤んだ瞳が・・・・・・・またあの時の思い出を☆