僕の田舎には少し走れば深い森の中に。
そこには森を分けるように清流が静かに流れている。
じっと眼をこらすと、清流の中に魚が見えるほど澄んで見える。
でもね、僕の少年のころに見た風景とは少し違って見えている。
空は晴れているが、遠くが霞んでいる、
僕の少年時代は、遠い遠い山並みの稜線がくっきりと見えていた。
この写真では、そんなことは分らないかもしれないけど、森の木の葉も何故か鮮やかなくっきりとした色ではない・・・・・・・・・・・あの頃とは。
宮崎の霧島山系の最高峰に韓国岳という山がある、この名前は晴れた日には韓国まで見えるという意味があったと思う・・・・・・・・昔はそれほどに澄んだ空気がここにあったのではなかろうか。
森は今、 何を囁いているんだろう・・・・・・・。