2013年6月5日水曜日

孫子の兵法  のマネジメントサイクル


孫子の兵法について第9編まで説明してますよね

これが孫子のマネジメントサイクルです

現代の経営に通じるところが多々あるはずです






孫子の兵法 その⑨


孫子の兵法13篇もいよいよ佳境にさしかかってきましたよ

今夜は

灰色の部分に解決策を求めよ(九変篇)

あなたは、黒か白か、利か害かと割り切った考え方をする方ですか??

人生、いろんな意味で割り切った考え方ができないことがありますよね

黒白はっきり出来ないし、利害がはっきりしないグレーな部分が多いのが常ではないでしょうか。

孫子は

「智者の慮(おもんばか)りは必ず利害を雑(まじ)う。利に雑じりて而(すなわ)ち務める信(まこと)なるべきなり。 害に雑じりて而(すなわ)ち患(うれい)は解くべきなり。」(九変篇)

知恵者が物事を考える時は、必ずそのことの利と害を合わせて考える。

利のある仕事をする際には必ず害の面も考えるからしごとが成功する。

害の問題を処理する際は必ず利の面も考えるから、解決法が見つかる、と説いている。

特効薬にも薬害があり、煙草にも気持ちを落ち着かせる効果はある。

何事にも利害があり、得失がある。

一面だけを求めたのでは、選択の幅が局限され、柔軟さを失う


戦闘法には原則や定石がある。

初心者はまずこの原則・定石を覚えなければならない。

しかし、実践の場では、原則・定石を守っているだけでは勝てない。

そこで孫子は「九変」を説く

九変とは多くの変化、つまり原理・定石の応用・逆用である

だから

「途(みち)に由(よ)らざる所あり、軍に撃たざる所あり、城に攻めざる所あり、地に争わざる所あり、君命に受けざる所あり」(九変篇)

と、行軍、野戦、攻城、争地等には原則があるが、原則どうりにやらない方がよい場合があることを教えている。 このうち第五項の君命に受けざるということには、抗命罪になりかねない

そこで孫子は

「進んで名を求めず、退いて罪を避けず、唯民これを保ちて、利の主に合うは国の宝なり」(地形篇)

と、第一線の指揮官は、救国済民の使命達成のため、一身の毀誉褒貶(きよほうへん)をかえりみず、その場の状況に応じた最適の解決策を創造して実行しなさいと述べている。

過度・潔癖に白か黒かを求めるのではなく、現実的な灰色の部分から最適の解決策を求めるのだが、安易に妥協せず、至高の使命を忘れてはならないと釘をさしている




ちょっと難しいですかね

でも経営者なら

理解できますよね