博多の街には、ちょっとご無沙汰なんだけど・・・
あの街は不思議な魅力を持っているものがいくつかある。
その一つが博多人形。
いつだったか博多の街の中心街の中洲から東へ、
橋を渡るとアーケード街があるそこに老舗の人形店がある・・・・
いくつか店のショーウィンドウを覗きながら、ゆったりと散歩をしていると、
ショーウィンドウの前でずっと中の人形を見つめている人がいる。
Hakata doll
ちょっと気になったので、僕は店の中に入り、中に展示してある人形を見ていた・・・
「気に入ったのが、ありますか?」
と店員が声をかけてくる・・・・
「みんな素晴らしい出来で、迷ってしまうね」
しばらくいろいろ物色をして、博多美人の人形を買おうと思ったけど、ちょっと思っていたより高く、
その時は財布の中身が軽く、手が出ず、可愛い10,000円ほどの創作人形をレジへ持っていった
そこで、ふと外をみると、まだあの人がショーウインドウを眺めている
店員さんに、「ずいぶん熱心な人がいますね」と、尋ねると
「あっ、あの方は、ここ3日間毎日お見えになってます、ずっとあの人形を覗いてらっしゃるんです」
「中にお入りになってゆっくりご覧ください」 、といっても、
「ここで、これをもう少しみせてください」・・と言われるだけなんです
私達も、ちょっと気になるので店主に相談したんですが、そっとしておきましょう。と云うことで、
様子をみているところです・・・ということだった。
支払いを済まし、店を出て、その男の肩越しから覗いてみると、確かに素晴らしい出来の博多美人
でした・・・値段は十数万円だったと思うけど・・・どうしてもその人形がほしいのだろうか?
それとも・・・あの人形に恋しているのか?
ちなみに、ここに掲載している写真の人形ではありません・・・
思い出してネットでいろいろと検索をしてみましたが、見つかりませんでした