開聞岳山頂からの眺めは、まさに見下ろすというのにふさわしい。
一枚目の写真をご覧いただくと眼下に雲が流れ、下界が見え隠れするという、天上の人といった感覚である。
北側に池田湖が望める。
下の町は開聞の町、この山をいつも見上げて暮らしている人々が住んでいる。
二枚目の写真は、なんとか流れる雲の合間から撮った下界なんだが・・・・・。
すそ野の様子が、まるで航空写真のように見えるでしょう。
麓には、登山口のある「かいもん山麓ふれあい公園」が見える。
総合体育館や野球場なんかも見えます。
ちょっと判りにくいのですが開聞中なんかも見え、登山の途中、開聞中の朝の校内放送が森の中まで響いて聞こえていました。
この山の東側のふもとの山麓には「いぶすきゴルフクラブ開聞コース」があるのですが、この山頂からの写真は撮れなかった。
三枚目の写真、これは山頂から少し下った9合目あたりから撮ったのだが・・・・・・・・
東シナ海に面した海岸を見下ろしています。
「唐人ふれあいの森公園」が眼下にあり、その先に、ちょっと海に突き出た、岩場と松の林が見えるのだが、
そこから撮った写真が数日前に紹介した、日本の原風景をそのまま紹介したような、枝ぶりの良い松の木林の背景に海からそそり立つように見える開聞岳。
覚えてますか?
観てない方は数日さかのぼってシリーズの最初の記事を観てくださいね、その開聞岳の山頂付近から逆にその松林を眺めているんですから。
これらの写真から感じていただけるかどうか判りませんが、長い道のりをずーっと苦労して登ってきて、やっと視界の広がる山頂にでる・・・・・・
この一瞬の感動を味わうために、登山家は苦労をいとわず登っていくんでしょうね。