5月23日 なんだかすっきりしない空模様です
中国の都市部の空模様みたいに曇ってる
さて、今日はまた孫子の兵法 ちょうど真ん中くらいにきました
今回は
主導権を握れ(虚実編) です
戦いを支配するのは何だと思います
それは「優勝劣敗」の法則です
孫子はこう書いています
「兵の形は実を避けて虚を撃つ」(虚実編)
この意味は、我が実(優)を以て、敵の実(優)な部分を避けて虚(劣)の部分を攻撃しなさい、と
戦いの相手は人間だから、大きな戦力に勢いをつけてタイミングよく攻撃しようとしても、敵が待ってくれるわけではない。
そこでいろいろな策を講じて、敵を操り、敵に弱点を作らせる工夫が必要です
そこで孫子は、
「善く戦う者は、人を致して人に致されず」(虚実編)
と、主導権をこちらが握れ、敵に主導権をとられてはならない、と
主導権を握るには次のような方法がある
1.圧倒的戦力を集中して、敵を威圧する
2.敵の思いも及ばぬことをやる
3.敵に餌を与えて思う方向に誘導する
4.敵を険阻な地形に誘い込むなどして、その行動の自由を奪う
5.十分に準備して、敵の不準備に乗じること
6.我が方は休養をとり、腹いっぱい食べ、落ち着いた状態を保ち、
敵には疲労困憊させ、空腹であわただしい状態にせよ
と言っている
敵に主導権を取られないために、
1.力を充実して、敵につけ入る隙をみせない
2.こちらの能力・態勢・企画等を秘匿すること
3.敵の詐術にのせられてはならない
4.困難な地形に陥り行動の自由を失わないようにする
5.無理や不合理な行動を避ける
6.敵に勝る行動力を持つ
と言ってます
また、「その戦い勝つや復(ふたた)びせず」(虚実編) と成功した方法でも二度はつかうな、と
敵に戦術・戦略を覚えられて裏をかかれるのは避けることが必要 だと
有名な世界の武将、リーダーも
敵に先方を覚えられ、最後には負けるということは常です
主導権を握り続けることは難しいことですが
だが、それが必要なんだと・・・・・・・☆