2013年5月1日水曜日

孫子の兵法 その②


勝利の条件 その②は

勝算のある戦いだけせよ(始計編)

当たり前のことだと考えるでしょうけど、これもけっこう難しいんですよ

こう書かれています

「兵は国の大事なり。生死の地、存亡の道、察せざるべからざるなり」

これは孫子の戦争に対する基本姿勢だと思います

戦争は人の生死、国の存亡に関わる大事なことだから、最も慎重な考察をしたうえで行動・実行せよと・・・・・。

戦わなければならない事情が生じたら、戦う前にこちら側と敵側の戦力比較をしてみる。 この比較をすれば勝敗の見当がつく。

勝算があれば戦ってもいいが、無ければ、その時は隠忍し、自重して戦わない、国力・戦力を養成し、勝算が多くなるまで待つ。


その戦力比較はどうするのかというと

まず「道・天・地・将・法」の五事(五つの要素)で構成される潜在戦力を七計(七つの測定・計測法)で比較しなさい、と言っている

こちらの潜在能力が大きいと判断すれば敵は侵略してこないし、こちらに従うだろう・・・・・・だけど潜在能力は本来 静的なものだから、実際の戦いに即役立つものではない。

戦いの現場では、実際に戦いの場で活動する動的な戦力がものを言う


七計で計測比較をして五事が優勢と判断すれば、次にはこれに「勢(いきおい)」を加え、その力が外部に対して発揮できるよう活性化しなさい・・・・と

これは、指揮者のリーダーシップの問題です


敵方も意志をもつ人間との戦い・・・・・・・・よって、活性した動的戦力を有効に敵にぶっつける必要がある・・・・・そのためにいろいな策略を用いる

これを「兵は詭道(きどう)なり」・・・と述べ

あらゆる秘策をつくしなさい・・・・・・・ということだと思います

そういう、戦略・戦術能力が指揮者(リーダー)には必要だとここでは言っています。



やっぱり難しいですね

 

意味が判らないことや、解説がもっと必要だったら言ってくださいね

また改めて説明をします(*^_^*)


次は作戦編です







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