今夜から私が経営指導なんかに役立てていた古典、孫子の兵法について
書かせていただきます
孫子の兵法はいまから2500年前に出来たのは昨日書きましたが
それが今の経営戦略に脈々と繋がっていると言うことです
経営戦略の基本に P,D,C,A
PLAN(計画)
↓
DO(実行)
↓
CHECK(検証)
↓
ACTION
というマネジメントサイクルがあるのはみなさん御存じだと思いますが
孫子の兵法の十三篇 もまた
循環するマネジメントサイクルをなしています
そのそれぞれが、重要な勝利の条件を示しています
今夜はその始め
「正確に未来を予測せよ」(用間編) からスタートします
名君賢将の動きにて人に勝ち、成功の衆に出ずる所以の者は、先知なり
この意味は、先知とは未来予測である
たとえば、数十手先まで先を読むプロと一手先もうまく読めない素人が碁や将棋を打てば、勝敗は明らかですよね、
勝利の第一条件は、正確な未来予測なんです
未来予測の技法にはいろいろあるんですが、必ず人が集めた情報をもとにしなさいと書いてあります。
お祈りや占いを頼りにしないことと、安易に過去の事例によることも避けなさいと言ってます。
変化の激しい時代はあまり過去の経験役立たない場合が多く
現在の様な変化の時代にもそれが言えると思います
ここでは、
名君賢将のみ能く上智を以て間者となして必ず大功を成す、
と言っており
スパイには最上級の賢者を使えと説いています
これが用間(間者を用いる)編です
今の時代、国際情勢も紛糾するこの時代
優秀な間者(スパイ)で情報を探り、相手の手を読めと言うことでしょうね
安部首相が今、ロシアへ行って首脳会談を行っていますが・・・・・
日本もね情報組織をもっと充実させていかないと、国際競争に負けることになりますよね
相手の動きを先読みし、自国を有利に交渉を進める・・・・・大切ですよね
これは、人との付き合いにも必要なことだと思います。