昨日はクロの親父さんずいぶん怒っていたな
まぁ、無理もないか
傍若無人な人間の若者の行動には・・・・・・僕らも理解できんとこがある
「おやっさん、人間の女の子達には悪気はないんや・・・・勘弁してな」
「悪気はなくても、追いかけまわすのは、やめてほしいもんじや」
「わしらの子達もな、そろそろ狩りを教えにゃいかん・・・・・それなのにやつらときたら」
「弁当の悔い残しや・・・・BBQというらしいが焼いた肉や、魚なんかを熱いまま投げてよこすしまつ」
「子供たちはいっこうに狩りを覚えようとせん」
「わしの女房のシロが、餌をやろうとせんのもそれがひとつの原因じゃ」
「人間のやつら、われわれネコ族の家族関係まで、そんなことで壊そうとする」
「うーん、よく聞いてみれば、そんなことだとは僕も考えてなかったな」
「そういえば、僕の小さい頃は、家にいる鼠をよく追いかけまわし、捕って食べてたし、昆虫なんかも気に登ったり、高くジャンプしたりでよく捕ってたな」
「そうなんじゃ、ワシの爺さん猫から-最近の若いやつらは、なっとらん-」
「木にもまともに登れんし、ちょっと高いとこからも飛びおりられん」
「あれじゃー、人間の造った車なんかに轢かれて死ぬのも当たり前じゃ」
「と、俺まで叱られる始末なんじや」
うーん、そういえば、そういうこともよく見かける、猫の社会も人間社会に影響され、問題な状況になってるのかもしれんな
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