2010年6月2日水曜日

夢の中に・・・・貴女はいた☆

ここはとある海外の街 、
仕事の打ち合わせを終えた我々は、少しだけ飲んでお開きにすることにした。

そこはメインストリートから奥に2ブロックほど歩いた・・・・古い佇まいの店 が立ち並ぶ 暗くて細い通りに小さなBarの看板があった。

重いドアを開くと赤い長いカウンターがあり、そこには一人の若い女性が。

誰かを待っているのだろうか。

我々は近くに席を取り、スコッチで乾杯。

一人たたずむ彼女はうつむき加減の目を時折あげて、奥のドアの方向を眺めている。

我々は彼女のことを、あれこれと詮索をし話題にしていた。

バーテンダーは、彼女のグラスの中身が減ると、そっと代りのグラスを置いていく・・・・・・・・・ちょっと不思議な光景。

あれから30分以上も経とうかというのに、誰とも・・・一言も会話を交わさなかった。

普段はこんな女性が一人でいれば、誰かが声ぐらいかけて当たり前なのだが・・・・彼女はそういう隙すら見せなかった・・・・・・・不思議な宵のひと時。

   あれは夢の中・・・・・あいまいな記憶の中だけの女☆

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