ここはとある海外の街 、
仕事の打ち合わせを終えた我々は、少しだけ飲んでお開きにすることにした。
そこはメインストリートから奥に2ブロックほど歩いた・・・・古い佇まいの店 が立ち並ぶ 暗くて細い通りに小さなBarの看板があった。
重いドアを開くと赤い長いカウンターがあり、そこには一人の若い女性が。
誰かを待っているのだろうか。
我々は近くに席を取り、スコッチで乾杯。
一人たたずむ彼女はうつむき加減の目を時折あげて、奥のドアの方向を眺めている。
我々は彼女のことを、あれこれと詮索をし話題にしていた。
バーテンダーは、彼女のグラスの中身が減ると、そっと代りのグラスを置いていく・・・・・・・・・ちょっと不思議な光景。
あれから30分以上も経とうかというのに、誰とも・・・一言も会話を交わさなかった。
普段はこんな女性が一人でいれば、誰かが声ぐらいかけて当たり前なのだが・・・・彼女はそういう隙すら見せなかった・・・・・・・不思議な宵のひと時。
あれは夢の中・・・・・あいまいな記憶の中だけの女☆
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