昨日まで記事にしていた「人形の囁き」については、その人形店は実際にあります(というよりアート・ギャラリーなんですが)。
もう10年以上前のことなので、まだその店をやっているかどうかは定かではありません。
またあの街に行く機会があったらそこを尋ねてみたいと思います。
その店は人形の専門店ではありません、アートギャラリーなんです。
人形や絵を展示しているショーウインドウ、中は画材品や人形やマスクを作るための材料を扱っている、小さな店です。
先日までのエピソードがあって、その年老いた店主の店を訪ねたことが一度だけありました。
その時は、私を大変歓迎してくれて、ギャラリーの奥へ通してくれ(ギャラリーの奥は、絵を描くアトリエと人形を作る小さな工房でした)。
いろんな話をしました、絵のこと、人形への想い・・・・・・いろいろとね、お互いに仕事を忘れて半日も その工房で話し込んでいたんです。
そのあたりから、僕も、時々絵を描くようになり、木彫りの像なんかを数体手がけるようになりました。
あのエピソードは、自分を変える何かがあったのではないかと思います・・・・・・仕事以外に何も余裕の無かった生活に・・・・・藝術らしき心を少し植えつけてくれて・・・少しだけ心に余裕が出てきた。
あれは、そんなターニング・ポイントだったのかもしれません。
3 件のコメント:
毎度鬱陶しい ba でございます。
このエピソードをみて、何故か伊藤紫虹女史の絵を思い出しました。
機会があれば、一度御覧になることをお勧めします。
伊藤紫虹女史の絵って、どこに行けば鑑賞できるのかな??
美術品には目の無い僕だが~ね。
基本的に、殆ど展示会は開かない人ですねぇ、そういえば。
京都の円福寺で、年に2度4月20日と10月20日に、女史が描いた墨絵『法界虚空』が公開されます。
門外不出であり、この墨絵は私も見たことがありません。
ただ、そちらからは遠くとも、観るだけの価値はあると確信しています。一度どうですか?
ちなみに、google の画像検索で「伊藤紫虹」と入力すれば、女史の絵の一部が見られます。
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