2010年5月29日土曜日

この胸を躍らせるのは・・・・・・なに?

そのホテルには、最上階北側にラウンジバー、南側にはレストランバーがあった☆


エレベーターでそのラウンジバーに向かう時・・・あわてて飛び込んできた彼女。

楽譜を脇に抱えて息をきらしていた。


最上階に着き、エレベーターのドアが開き、彼女はかるく会釈をして正面にあるレストランバーに駆けこんで行った。


僕は向かって右側のラウンジバーへ・・・・。


ラウンジバーに入ると、左手がカウンター、右手と奥がボックス席に・・・・・・僕はカウンターに座り、いつものモルトウィスキーで喉を潤した。


ここはメンバーズバーなので、顔なじみのお客さんや、そこの女の子とたわいないお話をし、ロックを3杯ほど飲み、ほろ酔いかげんで席を立った。


帰ろうと、エレベーターホールに出たとき、かすかにピアノの音がする。

「まだ、ちょっと早いな」 とつぶやき、振り向いて、その音のするレストランバーへ・・・・・・・。


中に入るともうひとつドアがあり、ドアを開けるとその右手脇にグランドピアノが。 その
向こう側にカウンターと窓側にテーブル席がある・・・・・そのまま
カウンターにつき、マティーニを注文した。
バーテンダーが「お久しぶりですね」と声をかけながらグラスを差し出した。
グラスを口につけ、一口舐めながら、ピアノの方へ眼を向けると、さっき駆けこんで行ったあの彼女が・・・・・・曲名は、なんだっけな~ "It's fall in Love??" を弾きながら歌っていた。
曲が終わり、こちらを向いて・・・・・かすかに微笑んでくれたような☆
酔いが回ってきたのか、少しハートが高鳴ってきた。
「この胸を躍らせるのは、このカクテル・・・・・・それともあの歌・・・・・それとも・・・・・」

2 件のコメント:

ちー さんのコメント...

わぉ~
映画のような出会い?
そのシーン 素敵~

(★´▽`)b~~~~~~運命の糸~~~~~~~d(´▽`。)

マティーニって名前しか知りません
飲んでみたいですぅ

kazu さんのコメント...

ちーさん、こんばんは☆

本当にあったシーンかどうかは、ご想像に任せるとして。

「事実は小説より奇なり」というでしょ(^_-)-☆

 でも、運命の糸まではねー・・・・・


   どこに繋がっていたんだろ?