2013年6月19日水曜日

孫子の兵法 その⑪


解説を続けてきた「孫子の兵法」

あと少しになってきました

今夜はシリーズ11回目

「地の利を味方にせよ」(地形篇)です

「地形は兵の助けなり。 敵を料(はか)って勝を制し、険阨(けんあく)遠近を計るは、
上将の道なり」(地形篇)

この文面は字句が前後入れ違って判りにくいが

「地形は戦いの補助である。敵情を判断し、土地の険易、遠近等を調べ、これらの条件に応じた計画を立て、勝利を追及するのが指揮者の仕事である」という意味です


地形には意志はありません。だから、地形の特性を認識しそれに応じた戦闘の原則を理解し、さらに敵の特性に応じ、適切な戦闘指導をする者の側に、地形は有利な影響をもたらす。


「地形は兵の助け」だが、これを「助け」にするか、
障害にするかは利用する人の能力によるものです。

孫子は、地形を「通、珪、支、隘(あい)、険、遠」の六種に区分し、
それぞれの活用の仕方を述べている。


だが、この区分も、このまま現代に適用できるとは限りません。しかし、意志の無い地形を味方の助けに役立たせる工夫が必要なことは、昔も今も変わりないことではないでしょうか。


そうだ

武田信玄が言ってたかな

「天地人」

の地はこれに学んだことなんではないでしょうか










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