2012年9月16日日曜日

猫の暮らし (猫とーく 第7話)


今、台風が近づいているんですよ

沖縄を直撃し東シナ海を北上しようとしている

九州の西側なんで、南九州は風や豪雨などの影響が大きくなりそうだ

予報では350mmも降ると言ってる(/<>\) これから明日にかけて心配だ



そうだ、猫さんの話だ

猫さんにね、いまの暮らしを聴いてみたんだ

「ねえ、猫さん、いまは何処に住んでんの?」

「俺達かい 俺たちはここから少し山手に行った、古い民家を住まいにしてるよ」

「そこには誰かいるのかい?」

「人間のことかい? いいや3年前まで年老いた婆さんが1人住んでたけど・・・死んじゃったよ」

「訪ねてくる人はだれもいないし、可愛そうなもんだったよ」

「俺らはな、時々縁側に上がりこんで日向ぼっこさせてもらった」

「時々、メザシやイリコをくれてな、優しい婆さんだった」

「ちょっとばかりの畑を耕していたみたいだけど、今は畑も家も荒れ放題」

「なんだか寂しい話だな」

「昔は賑やかでな、イノシシは畑の芋やタケノコ掘りに来るし、狸もよく顔をみせていたよ」

「それをあの婆さん、追っ払いもせずに楽しそうに眺めていた」

「きみらがいて、そのお婆さん、寂しくなかったんだ・・・きっと楽しかったんだ」

「いまの人間の奴らはな、俺らの生活に介入しすぎるか、まったく無関心かどちらか極端だな」

「俺達ゃー、時々人間のくれる餌も食うし、漁港に行って、そこいらに落ちている魚をちゃっかりいただいたりもする、あとはできるだけ自分たちで狩りをして生きるようにしてんだ、それでなんとかやってるよ」

「ところでさ、聴きにくいけど、オスとメスの関係はうまくいってるのかい??」

「下世話な質問でゴメンな」

「男女のアレかい? 」

「人間どもは、俺たちのこと"さかりのついた猫"とよく言うらしいけど」

「人間どものほうがよっぽど節操もなくやってるじゃねーか」

「ちょっとした暗がりがあるともうベタベタ・イチャイチャしてやがる、ひどいのは真昼間からな、相手かまわず やるようなやつら もいるそうじゃないか」

「俺たちはな、ちゃんと相手に気に入ってもらう努力をして相手を選び、そして子作りに励むんだよ」

「そして子供ができたらこうして色んな事教えて、ちゃんと一人前に狩りが出来る様、自分たちの手で育てて行くんだよ・・・・・・俺らの生活も大変なんだ」


台風が近づいてるけど、猫くん達大丈夫なのかな???

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