2011年1月31日月曜日

おそろしいほどのマグマが・・・・・・たまってます(><)

昨日夜のニュースでね、今回の新燃岳の放出されたマグマの話とマグマだまりの話がされていました。

毎日新聞によるとこんな解説が、
30日に3度目の爆発的噴火を起こし避難勧告が出された霧島山系新燃(しんもえ)岳(1421メートル)は、約300年ぶりの本格的な活動に入る可能性も出てきた。東京大地震研究所などの観測チームは同日、東京都内で開いた報告会で、噴火前に地下で増えたマグマ量の半分程度しか噴出していないとする分析結果をまとめ、「長期化することは避けられない」と指摘した。さらに、29日夜から周辺で、これまでにない長い周期の地震波が観測され「近い将来噴火を繰り返す可能性もある」として注意を呼びかけている。

現地調査した中田節也教授(火山学)によると、火山灰の分布範囲などから推計した26~28日に噴出したマグマ量は、計270万~370万立方メートル。噴火前に蓄積された地下のマグマ量は、国土地理院の推計で、火口の西北西約10キロ、地下約6キロのマグマだまりに600万立方メートル、火口の直下約3キロのマグマだまりに100万立方メートルの計700万立方メートルとされる。中田教授は「まだ半分程度しか出ておらず、まだまだ長期化することは避けられない」とする。上空からの調査では、直径約700メートルのすり鉢状の火口には、複数の小さな火口が並び、中央には直径約50メートルの溶岩ドームが見つかった。

大噴火につながる見通しについて、中田教授は、江戸時代にあった前回の大噴火(享保噴火)を参考に挙げる。1716年から現在のようなマグマの上昇に伴う噴火が3カ月程度続き、7カ月沈静した後に大噴火に至った。この時に噴出されたマグマ量は約1億立方メートルとけた違いに大きい。現在、地下に蓄積されているマグマが徐々に消費されて終息に向かうのか、マグマの供給が続いて大噴火につながるかは「現時点では分からない」(中田教授)という。

いかにも、学者らしい解説ですね・・・・みなさんピンときますか?
いままでに(26~28日に噴火したと書いてありますが、19日朝にも噴火してるんです)噴出したマグマ量が270万~370万立方メートルという解説ピンとこないですよね。
東京ドームの容積が124万立方メートルですから、放出された量は東京ドーム2個分~3個分のマグマということです、これなら少しイメージできるでしょ。

これだけでは分からないですよね、重量で考えてみましょう、水の重さが1立方メートル/1トンあるんです・・・・370万立方というと水に換算しても370万トンということです、10万トンの巨大タンカーが37隻分ですよ。 マグマの重さはその比ではありません、最低でもおそらくその10倍以上はあると思います。

ちなみに、20cmくらいの溶岩のかたまり何キロあると思います・・・・・・25kgもあったそうです。
もう想像できない重さですね・・・・・・それがみんな灰になって宮崎や鹿児島に降っているんです。

それがまだあと半分は(同じ量くらい)残っているというお話・・・・・・もう考えるだけで恐ろしいお話です。

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